ちーちゃんはちょっと足りない

メンヘラ描写が圧巻『ちーちゃんはちょっと足りない』
ちょっとおバカなちーちゃんと、その友達・ナツの日常を描いた『ちーちゃんはちょっと足りない』。序盤のほのぼのムードから一転、後半ではナッちゃんことナツの迷走が始まります。
読み終わってみると、このマンガの真の主役はナツなのではないか―…と思ってしまうほど、毒々しく存在感のあるナツの「メンヘラ」描写。
正直「ナッちゃん気持ち悪っ!」って思っちゃう読者も多いと思います。本当にこのマンガ、ナッちゃんだけがいやなやつなんですよね(笑)
お金がないなど、思い通りにならない現実に対し、ナッちゃんはいつも受け身で、環境のせい、他人のせい、自分(たち)ってかわいそう…と考えてしまいます。
また、そもそもその「現実」の受け止め方もかなり偏っています。「自分たちだけがこんな目に遭うなんて、おかしい」という被害者的な意識のまま、
知らず知らず卑怯で汚い人間になっていき、だんだん孤立していきますが、そんな構造に気づくこともできず、自分を変えることもできず、
ただ「死にたい死にたい」「どうせわたしだけがクズ」とつぶやくことしかできません。
これほど克明に「メンヘラ」のこじらせ感を描いた作品は初めてではないでしょうか。
ナッちゃんの気持ちは、分かるような気もするし、分からないような気もするし…結構後を引くというか、読み終わった後もいろいろと考えさせられます。
けっきょくナツはこじれたまま、結末を迎えますが、結末の読後感の悪さ・居心地悪さも一級品です。どうぞ元気なときに読んでみてください。

オススメの作品?? 復活のF!

いよいよ映画「ドラゴンボールZ 復活のF」が公開された。

ドラゴンボールの連載が終了して20年。
その人気はとどまる事を知らず、ゲーム、アニメ、漫画など様々な展開へと広がり、人気を博している。
今回の映画も大ヒットが予想される。

その、話の予想として、ぶくまという方が「復活のF 予想」と銘打った漫画を書いていて、読んだのだが、これがもしかしたら映画のネタバレを見る限り…ぶくまさんの作品の方が面白そうに感じた。

本編自体見てないのだが、予想の方では悟天、トランクスが登場し、ゴテンクスになり、ゴジータのスーパーサイヤ人3でフリーザに挑んだり。

本編では何故か…悟天、トランクスは登場しない。

一昔前の世代には天津飯や亀仙人の登場は嬉しいと思うが、我々の世代は、また時系列的に悟天、トランクスも登場した方が面白い。

また、とりわけフリーザが一際強く恐ろしい。
登場するのは映画と同じ第一形態と最終携帯。
そして、本編のゴールデンフリーザ発表前だったため、ぶくまさん予想の第五形態となっているがこのデザインも不気味で恐ろしい。
「一撃でフリーザを倒せる」と豪語していた界王神を第一形態の時点で一撃で戦闘不能にする程のパワーアップを遂げ、最終形態では悟空、べシータ、悟飯そしてピッコロが総出で挑んでも傷一つつけれない。
第五形態に至っては更に次元を超越した強さとなっている。

また、フリーザの魅力を存分に引き出している。

画力も鳥山先生の絵に近いものである。

現時点で配信は完結しているのだが、かつて毎週更新されており、その度にワクワクしたものだ。

「ドラゴンボールZ 復活のF 予想」で検索をかければ出てくる。

是非ともオススメしたい。

るろうに剣心

いわずと知れた剣客マンガの人気作『るろうに剣心』。
恥ずかしながらずっと読んだことがなく、映画化を機に手にとりました。

流浪人(「るろうに」と読みます)緋村剣心は、幕末には「人斬り抜刀斎」として恐れられる伝説の剣客でしたが、
明治維新後は「不殺」の信念をもって全国を放浪していました。
剣心は、道場の娘・神谷薫や、同じ激動の時代を生き抜いた宿敵たちとの戦いを通じて、新たな時代での生き方を模索しています。
自分はまだ読みかけで、逆刃刀・真打を託された剣心が、かつての師・比古清十郎をたずねたあたり(単行本10巻あたり)までしか読んでいないのですが、
やはり面白いですね!
少年マンガを読んでいるとよく思うのですが、名作マンガって、主人公やその味方に負けず劣らず、敵キャラクターが魅力的で憎めないですよね。
たとえば、四乃森蒼紫。幼い頃から隠密として厳しい修練を積んだ、冷静で徹底した現実主義者ですが、実は情に篤いのです。
戦いに身を置くしか生きる術を持たない部下たちのため、、明治維新後も仕官せず、用心棒を続けていた…などのエピソードがあります。
彼に限らず、敵役にもドラマがあり、憎めず共感してしまうことが多いのがこのマンガの魅力の1つでしょう。
自分も途中までしか読んでいませんが、映画版とあわせて今後チェックしていきたいと思います。

聲の形

最近読んだマンガの中で、『聲の形』は割と衝撃でした。
「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位に輝いた作品で、話題になっていますね。
最近よく本屋で平積みされているのを見かけるので、気になって読んでみたのですが、1巻を読んだ正直な感想は、
「…重ッ!」
でした。
1巻では、小学校のクラスを舞台に、聴覚障害を持つ転校生・硝子(しょうこ)に対するいじめが描かれます。
主人公・石田はその主犯格。石田は硝子に対し、イタズラ半分にひどい仕打ちを続けるのですが、硝子が転校した後、吊るし上げられ、逆にいじめられる立場に追い込まれます。
中学・高校と孤立した石田が、高3の春、死を決意し、最後に罪滅ぼしのために硝子に会いにいく…というところで1巻が終了します。
ここまで読んで、かなり重たーい気持ちになりました。
しかし、2巻以降では、何とか自分を変え、硝子を含む周囲の人間と向き合おうとする石田の姿が描かれ、かなり前向きなエネルギーをもらえました。
そして、そのまま勢いで完結巻まで読んでしまいました。
これから読む人には、1巻を読んだ後間髪入れずに2巻を読むことをオススメします。(笑)
いじめ、障害についてなど、賛否両論あるかとは思いますが、わたしは良いマンガだと思います。